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診療のご案内



リウマチ・膠原病

関節リウマチとは

関節リウマチとは全身の様々な関節の滑膜に炎症をおこし、その結果として関節に痛み、腫れ、こわばりを生じる原因不明の慢性炎症性疾患で、放置しておくと軟骨や骨などの破壊や関節機能障害を来たしうる病気です。

両手指の第2・第3関節や手首、また足の指など小さな関節に症状が出るケースが多くみられますが、中には膝などの大きな関節で発症する場合もあります。放置しておくと骨や軟骨が破壊され、関節の変形が起こります。また、症状のコントロールがうまくできないと内臓に機能障害をおこしうる全身性の病気です。この病気についてぜひ知っておいていただきたいのは、現代の医学ではリウマチは早期に適切な治療を行えば「発症前のような生活を取り戻せる」可能性が高い病気だということ。日常生活をはじめ、手芸などの手先を細かく使う趣味やトライアスロンなどのハードなスポーツなど発症前のように楽しみたいですよね。

起床時にペットボトルの蓋が開けづらいといった力の入りにくさ、グローブをしているようなごわごわする感じ、原因不明の関節の痛みや腫れなど、特に少なくとも1ヶ月以上痛みやこわばりに悩まされている場合はお早めにご相談ください。リウマチの治療で重要なことは、早期診断、早期治療開始、早期治療目標達成です。

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは

骨粗鬆症とは、骨の量が減少し強度が低下して骨がもろくなってしまう病気です。骨粗鬆症になると軽い転倒でも骨折するリスクがあります。
日本での骨粗鬆症患者数は1,280万人と言われ、男女比率は男性300万人、女性980万人と圧倒的に女性の割合が高いこともわかっています。女性の方は閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)が減少するため、どうしても男性に比べて年を重ねる毎に骨がもろくなり、骨密度の低下する割合は大きくなります。
骨粗鬆症財団の調査によると2021年度の受診率は全国平均でわずか5.3%です。
★骨粗鬆症財団HP(検診者数及び各都道府県の検診受診率2021年度

骨粗鬆症自体で症状はあまり出ませんが、骨折による著しい疼痛はもちろん、日常生活も脅かされ、また生命予後にも関わってきます。
骨粗鬆症の危険因子は、年齢、性別、体重、家族歴、喫煙、アルコール、運動不足、日照不足、ステロイド薬の長期服用、卵巣切除の手術後、関節リウマチなど様々なものがあります。このことからもリウマチ、膠原病の患者さんは骨粗鬆症リスクが高いことが分かります。

当院では骨粗鬆症診療のために高精度X線骨密度装置(DEXA)を導入しており、簡便に骨密度測定が可能です。DEXA法とは、微量なX線をあてて正確な骨密度を測定する、日本骨粗鬆学会のガイドラインにおいても推奨される優れた検査方法です。
★日本骨粗鬆症学会HP 日本骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年(36P)
この方法は従来の方法(CXD法・MD法)の様に手の骨で測定するのではなく、骨折しやすい腰椎(腰の骨)と大腿骨頚部(股関節の骨)を直接測定し、より重要で正確な診断をすることができます。骨粗しょう症の治療もリウマチ治療と同様、非常に進歩しています。患者様一人一人に寄り添いながら必要な治療を提示・共有しながら診療していきます。
治療は根気よく続けましょう!
骨粗しょう症と診断され、折角早期から薬物治療をはじめても、1年以内に約5割の患者さんが服薬をやめてしまっているという報告があります。 多くの場合、骨粗しょう症の薬物治療は、1、2年~といった長い期間での治療で効果があらわれてきます。痛みの症状が無くなった、中々効果が現れないからといった理由で自己判断し勝手に治療薬をやめてしまっては根本的に治療することができません。薬の効き具合や治療期間など疑問に思うことはお気軽にご相談ください。
また骨粗しょう症の発病には、食事や運動などの長年の習慣も深く関わっていると言われています。薬物治療だけではなく食事療法や運動療法も並行して行い、骨強度を高めていくことが重要です。

内科・特定健診

高血圧や脂質異常症、糖尿病等生活習慣病についても積極的に診療致します。
生活習慣病は脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾病の危険因子であり、患者様の寿命や将来の生活の質を保つためにどうしても克服していかなければならない問題です。したがって高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病への積極的な医療介入は非常に重要です。
みやもと内科・リウマチ科クリニックでは生活習慣病に対して患者様一人一人に寄り添いながら必要な医療を提供していきます。

特定健診について

生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、最初は症状がなくても心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。

特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目してこれらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただくことを目的とした健康診査です。
浜松市国保特定健康診査の詳細についてはリンク先をご確認ください。
当院で行える検査項目
項目 検査の内容
診察等 視診、触診、聴打診などを行います。
問診 現在の健康状態や生活習慣(飲酒、喫煙の習慣など)を伺い、検査の参考にします。
身体計測 身長、体重、腹囲を測り、肥満度の指標であるBMIも計算します。
血圧測定 血圧を測り、循環器系の状態を調べます。
血中脂質検査 動脈硬化などの原因となる中性脂肪やHDLコレステロール、LDLコレステロールを測定します。
肝機能検査 肝細胞の酵素を測定し、肝機能などの状態を調べます。
血糖検査 空腹時血糖またはHbA1c、随時血糖を測定し、糖尿病などを調べます。
(随時血糖を測定する場合は、食事開始後3.5時間以上経過していること)
尿検査 腎臓、尿路の状態や糖尿病などを調べます。
心電図検査 不整脈や狭心症などの心臓に関わる病気を調べます。
特定保健指導とは?
特定保健指導は、対象者が健診結果から自らの健康状態を把握し、生活習慣改善のための行動目標を自ら設定・実施できるよう、医師、保健師等による個々人の特性やリスクに配慮した支援を行います。
動機付け支援 個別面接または、グループ支援を原則1回行い、対象者が自らの生活習慣を振り返り行動目標を立て行動に移し、その生活が継続できることを目指した支援。3ヶ月以上経過後に通信等(電話・eメール・ファックス・手紙等)を利用して評価を行います。
積極的支援 動機付け支援に加え、3ヶ月以上の定期的・継続的な支援(電話・eメール・ファックス・手紙等を利用)を行い、対象者が自らの生活習慣を振り返り行動目標を立て行動に移し、その生活が継続できることを目指した支援。3ヶ月以上の継続的な支援後に通信等を利用して評価を行います。
特定健診についてよく寄せられる質問は以下をご覧ください。